【WGC】Tier10戦車性能調整の歴史【1時間目】
皆さん、こんばんは。
今回は「World of Tanksコンソール版」における一部のTier10戦車の調整の歴史を振り返っていこうと思います。
特に面白い調整(皮肉)や悲惨な調整があった車両に絞って見ていきたいと思います。
Bat.-Chatillon 25t
実装当初
装填時間:40s
換気扇・戦友・食糧で約35秒という取り回しの良さと弾倉火力1,950、高機動・高隠蔽を誇ったかつての最強中戦車。みんな大好きバッチャ。攻撃的な性能に振り切っており、非常に強力かつ人気のある戦車でした。
調整1回目
装填時間:40s ➡ 44s
PC版でもNerfの話が一度出たのですがユーザーからの大ブーイング・大バッシングで中止されました。
しかし、CS版ではNerfを敢行。運営がCSユーザーを舐め切っている証拠です。
装填時間が4秒も遅くなり、取り回しが大きく悪化。ほぼ40秒近い装填時間となり1戦闘当たりに撃てる機会が平均2~3発減りました。
もともと、PC版とCS版では茂みの隠蔽率の仕様が違うため、辛い場面もあったことにこのNerfが合わさり、人気は激減しました。
最強戦車の一角が、癖の強い強戦車までランクダウンした感じですね。
Object 430 U
実装当初
HP:2,000
装填時間:10.2s(PC) ➡ 11.7s
最高速度:50km/h ➡ 48km/h
履帯旋回速度:48°/s
砲塔旋回速度:38°/s
拡散(砲塔旋回/移動):0.1/0.12 ➡ 0.12/0.12
接地抵抗:0.6/0.7/1.6
PCで猛威を振るっていたため、実装時点で装填時間が1.5s、砲塔旋回時の拡散が0.02、最高速度が2km/hと色々Nerfされました。しかし、それでも強力な性能のため、不満は少なかったです。
調整1回目
履帯旋回速度:48°/s ➡ 46°/s
砲塔旋回速度:38°/s ➡ 36°/s
拡散(砲塔旋回/移動):0.12/0.12 ➡ 0.16/0.16
PC版でも強かったし、CS版で同じ性能のまま君臨し続けることなど当然シカゴ運営が許さずNerf。
それぞれの旋回速度を-2°/sずつ下げられ、かつ拡散もかなり悪くなり全体的な取り回しが悪化しました。ギリギリ不満がないところからやや不満を抱える程度の変化でしょうか。
主砲の命中精度はかなり悪化した印象でしたね。
調整2回目
HP:2,000 ➡ 1,900
接地抵抗:0.6/0.7/1.6 ➡ 0.6/0.7/1.8
今回は接地抵抗を弄ることにより足回りを大きくNerfし、装甲を弄るのはさすがに控えたのかHPを100Nerf。
調整ごとにじわじわと弱らせていく様は、まるでWGシカゴが毒を盛っているように感じます。楽しいうちに3優等取っておいてよかったなって思います。
TVP T 50/51
実装当初
装填時間:25s
連射間隔:1.5s
防御力と隠蔽性を捨てた代わりに、非常に速い装填時間と連射間隔を持った攻撃的な中戦車として実装されました。性能はPC版と同様であり非常に高い機動性もあって同格内でも群を抜いた強戦車としてデビューしました。
調整1回目
装填時間:25 ➡ 28s
連射間隔:1.5s ➡ 1.8s
そのあまりに強すぎる性能でCS版の低レベルプレイヤーたちを当時の上位プレイヤー食い荒らしたことから、お仕置きを食らいNerf。唯一無二の1.5sの連射間隔は1.8s、装填時間は3s遅くなり28sとなりました。強みはかなり薄れ、最強戦車から上の下程度の強戦車に落ち着きました。それにしても連射間隔は落とす必要なかったのでは?と思う。
調整2回目
装填時間:28s ➡ 31s
シカゴ本社はどれだけこいつが憎いのか?さらに装填時間が3sもNerfされ、古カスタムでようやく約28sという悲惨な性能に成り果てました。
盛者必衰というべきか、出る杭は打たれるのか、かつての最強戦車はいまや見る影もなく平均レベルの総合力まで落ち込みました。
更にこいつに追い打ちをかけたのが「The Machine」というCSオリジナルの傭兵重戦車の実装です。
シカゴ運営「僕が考えた最強の戦車さ!」装填時間28s、連射間隔1.5sというかつてTVPが持っていた性能を持って生まれた時代の寵児でした。
更に固い車体正面上部と砲塔を持ち、重戦車とは思えない最高速度68kmと出力重量比でTVPの存在価値を完全に叩き潰しました。
調整3回目
装填時間:32s ➡ 28s
あの最悪の日から約一年半後、装填時間が28sに戻されました。しかし、もはや今更TVPの居場所などなく、今後は運営の愚策により溢れ返る「Object 279e」と「T95/FV4201」に蹂躙されることでしょう。
AMX 50 B
実装当初
照準時間:2.5s
装填時間:28s
高機動オートローダー重戦車として独自の地位を持ち、強力な戦車として知られていました。単発平均400ダメージ4発装填で弾倉火力1,600、連射間隔2.5sで装填もそこそこ早く、足回りが良いため非常に人気がありました。
調整1回目
照準時間:2.5s ➡ 3.0s
装填時間:28s ➡ 32s
機動性の高さからダメージが取りやすかったため、装填時間を32s、照準時間を3.0sにNerf。中遠距離での射撃精度や射撃機会が悪化・低下しました。それでも足があるからやっぱり強い。
調整2回目
車種:重戦車 ➡ 中戦車
!?!!????
FV215b 183 & FV4005 StageⅡ
実装当初
HE・HESHダメージ:1,750
HESH(課金):貫通力275mm
装弾数:12発
頭のおかしい貫通力275mmを兼ね備えたまま実装されました。貫通すれば平均ダメージ1,750のワンパン砲を貫通力275mmで撃てるというインチキ戦車。Noobでもある程度薄いところ狙えば抜けることで大人気。
IS-7の車体正面ぶち抜いてくるし、E100の広い顔面をワンちゃん抜けるというクソ仕様。中戦車が遭遇すればまずワンパン。
問題になってPC版で貫通力230mmにNerfされたのにそのままにし続ける頭のおかしさは、ここから4年以上許され続けます。
別の車両は強すぎてNerfするわ!wとか言ってNerfするくせにこいつらは例外であり続けました。こいつ放置してゲームバランスの調整とか抜かす運営は頭おかしいよね。
調整1回目
HE・HESHダメージ:1,750 ➡ 1,450
HESH(課金):貫通力250mm
装弾数:12発 ➡ 20発
サービス開始から5周年目前の2020年、ようやく183mm砲にメスが入りました。
貫通力は275mmから240mmにNerf。更に平均ダメージが1,750から1,450にNerfされました。
貫通力はPC版と同様の230mmまでは落とさず、35mmのNerfに留める代わりに単発ダメージを300下げました。
個人的にはValourから始まった車両調整の中で一番まともな調整なのではないかと思います。ダメージ上振れによるTier10中戦車ワンパンの悲劇が減り、貫通力も240mmとそこそこを維持。全車両のバランスを鑑みた調整ではないかと思いました。
かつてほどの一撃の爽快感は薄れましたが、CS環境という魔境を鑑みると妥当かなと思う次第です。
まとめ
「AMX 30 B」や「Type 5 Heavy」「Object 268 v4」など面白い戦車は他にもいますが、とりあえず今回のラインナップはこんな感じです。好評なら他の車両にもフォーカスしていきたいと思います。
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