Object 907戦車レビュー
皆さん、こんばんは。
今回は、ソ連Tier10中戦車「Object 907」について解説します。強制跳弾が発生する箇所があり、高い防御力を持つ中戦車です。Object 140すら下位互換となる強力な中戦車です。
でしたが、装填時間が大幅Nerfされました!!
火力面
主砲は100 mm D-54TS 搭載。
単発:320/420
弾種:APCR/HEAT/HE
貫通力:264/330/50
総弾数:45発
RPM:7.14 (CS版性能)
装填時間(PC):5.14s(ラマー,戦友,換気扇,食糧)
装填時間(CS):6.65s(ラマー,戦友,換気扇,食糧)
DPM(PC):3,735
DPM(CS):2,887
精度:0.36
照準時間:2.0s
砲塔旋回:48°/s(PC) → 38°/s(CS)
俯仰角:-5°/+16°
単発320ダメージの主砲で、Tier10中戦車として最も優れたDPMを発揮します。フル装備で装填時間5.14秒、DPM3,735と非常に高い継続火力を誇ります。これがPC版の性能でしたがCS版では大幅に装填時間がNerf。RPMが9.23(PC)→7.14(CS)に大幅に下がり、フルカスタム時の装填時間が約1.5秒、DPMが約850も低下しました。
一方で精度周りは精度0.36、照準時間2.0秒とObject140やT-62Aとほぼ同等の性能に見えますが、その2両と比べ拡散値が2割ほど悪化している為、行進間射撃や咄嗟の射撃が当たりにくくなっているので注意が必要です。
貫通力はAPCR264mm、HEAT330mmとTier10中戦車としては充分な貫通力です。
しかし、総弾数が45発と5発少なくなっており、俯角も-5°までしか取れないため、Object140よりは射撃の快適さが減っているので、砲の取り回しが少し悪くなっているのでご留意ください。
砲塔旋回速度がPC版よりも10°も遅くなっています。
機動性
最高速度(前/後)(km/h):55/20
旋回速度:54°/s(PC)
馬力:610hp
出力重量比:16.94
機動性はほかのソ連中戦車同様、快適な機動性です。旋回速度も高くNDKはいつも通り得意です。エンジン出力が増加し、出力重量比がやや向上したため、走り出しが少し改善されました。
耐久性
HP:2,000(pc) ⇨ 1,900(cs)
車体装甲(mm):110/100/45
砲塔装甲(mm):228/180/46
車体
HPが2,000から1,900にダウンしました。車体正面上部は傾斜込みで約220mmの装甲厚を誇ります。近距離だと低い車高から撃ち下ろしになりやすく実際は200mm程度になることが多いでしょう。車体正面上部の外縁部に進むにつれ装甲厚が増していき、最も固いところで300mm超の防御力を発揮します。
車体正面下部は約220mm~250mmであり撃ち下ろしになると更に装甲厚が増すので、対面する状況によっては弱点となり得ません。一部180mmで貫徹可能な個所もありますが、範囲が狭いためじっくりと狙う機会は少ないでしょう。
車体側面はObject257のような逆三角形となっており、車体側面を垂直に撃った場合は実装甲100mmと空間装甲で140mm程度ですが、少しでも角度がつくと強制跳弾しやすい形状となっています。
斜め前もしくは後ろから射撃する場合、履帯の転輪部分でも強制跳弾を起こしやすく、側面も同様に強制跳弾を起こします。
総合して中戦車としては非常に固く厄介な装甲を持ち、更にこいつが高い機動性を持って迫ってきた場合や走行中に貫通させるのは難しいことがわかったと思います。
砲塔
ソ連お馴染みのお椀型砲塔の為、砲塔正面を課金弾で真っ直ぐ当てられない限りはそうそう抜かれません。また、砲塔天板は40mmの為、122mm以上の口径でないと3倍ルールが適用されないため対中戦車相手の安定感が増しました。
キューポラが240mmに増厚されており、Object430Uに次ぐ固さを持ちます。また、機銃が付いている側の当たり判定が小さいのでそちら側だけ出せる時はかなり抜かれにくいでしょう。
視界・隠蔽
視界:400m
視界は400mとTier10中戦車としては平均的ですが、隠蔽率はTier10中戦車の中でも上位に位置します。視界と隠蔽率のバランスから視界有利を取って戦うことが可能です。
供給品・拡張パーツ
私はAPCR20発、HEAT25発。
修理キット(大)、救急キット(大)、食糧。
ラマー、スタビ、換気扇。
まとめ
走攻守三拍子そろった強力な中戦車であり、特に防御面は他の中戦車にはない強みを持っています。高次元にまとまった性能で戦場を支配しましょう。
これほど強力な戦車がGoldさえ用意すれば手に入る仕様なのは、正直褒められたものではないと思います。
装填時間に致命的なNerfを食らい、あまりにも火力不足の中戦車となりました。フルカスタムのT-100LTとほぼ同等のDPMまで落ち込んでしまい、Object140のほぼ上位互換と言われたPC版とはまるで違う車両となりました。機動性と隠蔽性、そして防御面ではかなりの高次元でまとまっています。この車両は絶対買うべき!といって性能ではなくなったため、幸いCS版の環境がぶっ壊れることだけは避けられたようです。
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