WZ-111 model 1-4戦車レビュー
皆さん、こんばんは。
今回は中国Tier9重戦車「WZ-111 model 1-4」について解説します。T-10の陰に隠れがちですが、機動力と単発490ダメージと貫通力が魅力の重戦車です。
火力面
主砲は130 mm 59-130T搭載。
単発:490/640
弾種:AP/HEAT/HE
貫通力:244/340/65
総弾数:40発
装填時間:11.55s(ラマー,戦友,換気扇)
DPM:2,545
精度:0.4
照準時間:2.9s
砲塔旋回:26°/s
俯仰角:-5°/+23°
Tier9重戦車としては高めの単発火力である490ダメージに加え、貫通力340mmのHEATが強力な主砲です。この火力と貫通力があればTier10相手でも困ることなく優秀と言えるでしょう。
一方で精度と照準時間は劣悪で命中精度に難ありと言った感じです。足も速いため、移動してから停止し敵を狙うといった動作を行うと移動拡散と照準時間の遅さも相まってストレスを感じますね。
同格重戦車のT-10より先に私は1-4に乗ったのですが、(開発したのがIS-8時代だった為)T-10の方がやはり扱いやすかったですね。命中精度などの扱いやすさと単発火力をトレードしたといったところでしょう。
機動性
最高速度(前/後)(km/h):50/15
旋回速度:28°/s
馬力:600hp
出力重量比:13.33
機動性はかなり高く、重戦車としてはかなり快速な車両となります。平地では40km/h以上で走行可能でいち早く移動することが可能です。
この機動性で単発490・貫通力340mmの主砲を運搬できるのは実際強かったですね。
耐久性
HP:1,850
車体装甲(mm):120/120/60
砲塔装甲(mm):230/120/60
車体
車体正面上部は操縦席や車体の先端部分では300mm程度の防御力を発揮しますが、楔形部分は傾斜を加味しても220mm程度の防御力しか発揮できず同格・格下でさえも貫通させることは難しくありません。また、昼飯の角度を取ると楔形の傾斜が死んでしまい、更に貫通されやすくなります。
車体下部は弱点で傾斜を含めても170mm程度の防御力しかなく貫通される可能性が非常に高いです。車体下部を見せない立ち回りを心がけましょう。
砲塔
砲塔はかなり固めで正面が引き絞られた形状になっているので相当の貫通力を持つ相手でもなければ安定した防御力を誇ります。天板も55mmあるため、183mm砲や17cm砲レベルでないと3倍ルールで抜かれることはありません。
一方でキューポラは明確な弱点であり、150mmと僅かな傾斜しかないため狙われるとまず貫通します。また、左右両方にあるため障害物で片側を隠してももう片方が出てしまいます。こまめに動いて的を絞らせないことが大切です。
視界・隠蔽
視界:400m
視界は400mと広めで、隠蔽は重戦車相応です。車体が長いので茂みなどを使う際ははみ出さないように注意が必要ですね。
供給品・拡張パーツ
私はAP12発、HEAT25発、HE3発。
修理キット(大)、救急キット(大)、自動消火器。
ラマー、スタビ、換気扇。
まとめ
Tier9重戦車の中では機動力と火力に割り振った性能を持っていると言えます。車体もそこそこの防御力はありますが、E75やコンカラーのようにいずれかの態勢ならば鉄壁に近い防御力を発揮する・・・ということは出来ません。
しかし、ある程度の防御力があり機動性と火力に優れるのでその長所を活かした運用を心がければ活躍は十分に可能です。
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