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初心者指南⑨「弾種選択は慎重に!」

 

 皆さん、こんばんは。

 今回は初心者指南⑨「弾種選択は慎重に!」を書きたいと思います。皆さん、適当に弾種選んでいませんか?もしくは弾種切換えすらしていないとかありませんか?

 今回はこの記事を読んで状況に応じた弾種選択を考えて頂きましょう。

 

 

公式動画

 まずはこの動画を見てもらいましょう。PC版公式が分かりやすくまとめてくれているので、これを見てもらったら私が書くこと全然ないんですけどね・・・w 

 

弾種

 動画を見れば弾種についてはわかってもらえたと思いますが、ここで改めて全弾種を簡単にまとめましょう。

 

AP

 徹甲弾と呼ばれる弾種です。敵の装甲を貫通することでダメージを与えることができます。非貫通時はダメージが0となります。入射角度が70°以上になると強制跳弾が発生します。標準化により傾斜に強い。破壊可能オブジェクト貫通する。空間装甲に強い。

 標的との距離が離れるほど運動エネルギーが減少するため貫通力が減衰します。こちらの砲口径が命中した部位の3倍以上である場合、入射角度が大きい場合でも強制貫通します。破壊可能オブジェクトを貫通しますが、一つの障害物につき25%貫通力が減衰します。

 

HE

 榴弾と呼ばれる弾種です。貫通力は低いですが、跳弾せず非貫通でもダメージを与えることが出来ます距離が離れても貫通力が減衰しません。装甲を貫通した際のダメージはAP弾などよりも高く設定されています。

 非貫通時は爆発範囲内の車輌に最大50%のダメージを与えます(以下の要素によりダメージが減少します:傾斜を含まない相手の装甲厚、内張り装甲、直撃でない場合着弾点と車両の距離)。

 破壊可能オブジェクトを貫通できない。着弾時の標準化がない。空間装甲によって威力が低下する。

 

APCR

 基本的なルールはAP弾と同じだが、APよりも弾速が速く(約25%)、貫通力が高い。距離による貫通力の減衰がAP弾より大きい(一部の高Tier戦車のAPCRはどれだけ離れても貫通力の低下が小さい)。標準化作用がAPより若干弱い

 

HEAT

 HEと名前が似てますが、装甲を貫通することによってダメージを与える弾種です。AP弾よりも貫通力が高いが、弾速は遅いものが大半。貫通力の距離減衰が起こらない。AP弾よりも強制跳弾されにくく、入射角85°から強制跳弾が発生する。破壊可能オブジェクトを貫通しない。標準化がないためAPやAPCRより傾斜に弱い。空間装甲に当たると本装甲までの距離によって貫通力が減衰するため、空間装甲に弱い。

 

HESH

 基本的な性質はHEと同じで、貫通力に優れます。ただ、HESHは貫通力が高いものの、だいたいが課金弾の為貫通できないと物凄く高価なHEでしかないので注意が必要です。

 

 

 

貫通の仕組み

 

①入射角度の算出

 動画を見てください。

 

②標準化

 弾が装甲に命中した面に対して垂直になるように変化する。動画でも説明されていますが、理屈が分からん!って人は取りあえず弾が命中した際の装甲の傾斜が若干マシになるくらいの認識でも大丈夫です。

・AP:5°

・APCR:2°

・HE,HEAT,HESH:0°

・砲弾の直径が装甲の2倍以上ある場合、この標準化の量が大きくなります。((元の標準化角度*1.4*砲弾の直径(mm))/(装甲厚(mm)))

 

③跳弾判定

 AP,APCR,HEATは以下に該当する場合、貫通力に関わらず跳弾します。(強制跳弾)

・AP,APCR:入射角が70°以上かつ、砲弾の口径が装甲厚の3倍以下の場合。(逆を言えば、装甲厚の3倍より上の場合は強制貫通する

・HEAT:入射角が85°以上の場合跳弾します。

 

④実装甲厚の計算

 標準化が計算された後の入射角から弾が貫通する装甲厚を求めます。

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 要はなるべく実装甲厚を低く、傾斜を小さくするように狙うと貫通しやすいってことですね。

 

⑤実貫通力の計算

 驚くべきことにWoTのゲームシステムは貫通力の振れ幅が±25%もあります。例えば、カタログスペックで貫通力が330mmのHEAT弾をもつT-54の射撃が命中した際、貫通力の振れ幅が247.5mm~412.5mmまで変動するということです。

HEAT弾の判定

 HEAT弾が空間装甲などを含む多重装甲に命中した際に以下の判定が行われます。

1.装甲に命中後、HEAT弾の飛翔距離10cmごとに貫通力が5%ずつ低下する。

2.装甲に命中後、HEAT弾の貫通力は入射角の影響を受ける。

3.履帯は空間装甲として扱われる。(履帯を60cm通過すると貫通力は30%低下する)

 

⑥貫通判定

 ④で求められた実装甲厚と⑤で求められた実貫通力を比較し、実貫通力が上回っていれば貫通する。
 空間装甲(spaced armour)に着弾した場合は、砲弾が通過した空間装甲の実装甲厚分だけ砲弾の貫通力が消費される。

例:76mmの空間装甲に標準化後25°の角度で砲弾が貫通した場合、76mmの空間装甲の実装甲厚は≒83.9mmなので、砲弾の貫通力が83.9mm分消費される。

 

貫通の仕組みまとめ
 以上の手順が装甲に着弾するごとに行われます。その為、入射角や空間装甲・敵戦車の装甲や狙いを考慮して弾種を選定しましょう。

 

まとめ

 長くなったので今回はこの辺りで。簡単にまとめるなら履帯の転輪や駆動輪ごと貫通させたいならAP、APCR推奨。快速車輌を狙撃するならAPCR、遠距離射撃で重装甲を撃ち抜くならHEAT、薄い装甲に大ダメージを与えるならHEやHESHといったところでしょうか。

 使い分けやパターンはもっと色々あるのですが、初心者向けなので取り敢えずこれくらいの認識を持っていただければと思います。

 ただ、通常弾や馬鹿の一つ覚えのように榴弾を撃っていても上達しません。弾の特徴や貫通のメカニズムを覚えていきましょう!

 

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