T-100 LT戦車レビュー
皆さん、こんばんは。
今回はソ連Tier10軽戦車「T-100 LT」について解説します。とんでもない機動性と隠蔽性をもつTier10随一の軽戦車です。
火力面
主砲は100 mm T-100 搭載。
単発:300/360
弾種:APCR/APCR/HE
貫通力:230/248/50
総弾数:43発
装填時間:6.31s(ラマー,戦友,換気扇,食糧)
DPM:2,852
精度:0.46
照準時間:2.0s
砲塔旋回:53°/s
俯仰角:-5°/+15°
単発が300ダメージと同格の中では低い単発ダメージです。DPMはなかなかの数値で、装填時間はフル装備で6.31秒と結構早く、総合的な火力は順当に向上しました。
精度は0.46とかなり低めですが、砲の拡散が極端に小さく行進間射撃もバンバン当たります。照準時間も2秒早いため、スペックの精度ほど命中精度が低いとは感じません。
通常弾APCR、課金弾APという珍しい組み合わせで、貫通力はそれぞれ230mm/248mmと軽戦車としては高めです。正面から重戦車の貫通はもちろん難しいですが、それ以外の車種には充分な性能を持っています。通常弾は弾速と貫通力的にLTやSPG、隠蔽型駆逐相手にぴったりです。課金弾はAP弾のため標準化のおかげで数値以上に抜けるため意外と強力です。
前身に引き続き俯角が-5°しか取れませんが、ここまでくれば扱いには困ることがないでしょう。車高が低いので稜線から斜めに出て撃つと、こちらの被弾面積がかなり小さく抑えられます。
機動性
最高速度(前/後)(km/h):72/25
旋回速度:56°/s
馬力:720hp
出力重量比:48.0
WoT/PS4版内全車両の中でもトップクラスの機動性を持ち、最高速度75km/h、出力重量比48.0という圧倒的性能を誇ります。加速性能、旋回速度、後退速度共に速く、登攀も苦にしません。
一方で履帯の接地抵抗が同格軽戦車よりも少し劣っており、不整地や湿地、河川などへの侵入は避けたほうが良いでしょう。
また、ようやく超信地旋回が可能となり茂みや岩陰などで車体の姿勢を修正することが容易になりました。
総じて優れた機動性を持ち、偵察・機動戦・陣地転換に困ることはありません。車体が縦に長くなり、ltwtの頃より横幅が小さくなり、車高が低くなったので走り回っているだけでも結構狙いにくい車両です。
耐久性
HP:1,500
車体装甲(mm):90/40/40
砲塔装甲(mm):180/40/40
車体
車体正面は傾斜込みで180mmほどで、車体下部・側面・背面は40mmしかありません。このTier帯になると榴弾の貫通力は50mmを超えるものが多く榴弾の貫通は致命傷となりうるので注意が必要です。
また、車体正面向かって右側に操縦主、左側に燃料タンクがありその奥に弾薬庫が配置されています。このように小さな車体に搭乗員やモジュールが配置されているので、被弾は戦力の低下に繋がりやすいので、被弾はやはり避けた立ち回りが良いでしょう。
砲塔
砲塔正面は180mm程度でお椀型砲塔のため外縁部に飛べば弾くこともありますが、所詮は軽戦車なので被弾しないように立ち回りましょう。
キューポラのある砲塔左側を貫通されると車長が、右側を貫通されると砲手が負傷する可能性があります。また、砲塔後頭部には弾薬庫判定があり、かつこの部分の天板が12mmしかないため非常に大きな弱点となっています。
視界・隠蔽
視界:390m
視界が390mとTier10LTの中で最低クラスです。一方で隠蔽性の高さは随一であり、高い機動性と隠蔽性が合わさって偵察性能はTier10LTトップクラスです。
レンズ、換気扇、戦友、食糧、状況判断力、偵察で495.84mまで視界を伸ばせます。
供給品・拡張パーツ
私はAPCR18発、AP22発、HE3発。
修理キット(大)、救急キット(大)、食糧。
ラマー、換気扇、レンズ。
まとめ
全戦車の中でもトップクラスの機動性と非常に高い隠蔽性をもち、なかなか優秀な火力を併せ持った軽戦車です。視界の短さや俯角がないのが玉に瑕ですが、そこは搭乗員スキルなどや自らの腕でカバー可能です。
偵察からのアシストだけでなく、自らダメージを稼ぐことも難しくないこの車両はTier10軽戦車の中でもトップクラスの実力を持つ強戦車と言えるでしょう。
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