The Machine戦車レビュー
皆さん、こんばんは。
今回は傭兵Tier10重戦車”The Machine”について解説します。TVP T50/51の主砲、Chiftain Mk.6の砲塔、AMX 50Bの車体を掛け合わせたキメラ戦車です。
契約期限
2019年9月14日まで
今回は他のTier10オートローダー重戦車との徹底比較も合わせて行います。T57Heavy、AMX 50 B、Kranvan、The Machineは略称としてT57、50B、Kran、Macとそれぞれ記載していきます。装填時間などは「搭乗員100%、戦友・換気扇・食糧」を装備した状態とします。
主砲性能
主砲は100mm AK 1 搭載。
単発:320/420
弾種:APCR/HEAT/HE
貫通力(mm):248/310/50
総弾数:72 発
1マガジン装填数:4発
装填時間:25.07s(戦友,換気扇,食糧)
弾倉火力:1,280
精度:0.35
照準時間:2.2s
連射間隔:1.5s
砲塔旋回速度:32°/s
俯仰角:-10°/+20°
コメント
単発320ダメージ、連射間隔1.5s、装填時間25.07sの4発オートローダーが特徴の主砲です。元となった本家車両は連射間隔が1.7s、装填時間がこちらがカタログスペック28.5sに対し32sという悲惨なNerfを食らっているにもかかわらず、何故かNerf前の性能で実装されています。
貫通力は通常弾APCRで248mm、課金弾HEAT310mmです。通常弾・課金弾ともに貫通力が重戦車としては低めです。通常弾がAPCRなので弾速の速さは良いですが、課金弾はHEATでかつ貫通力がやや低いので、敵の正面からぶつかる際はしっかりと弱点部位を狙うべきです。
精度は0.35・照準時間2.2sと重戦車としてはかなり優秀(元の砲が中戦車だから当然だが)。ですが、連射間隔に対し照準時間が間に合っていないので、遠距離狙撃はやや不安です。
俯角は-10°取れ、砲塔旋回もなかなか早いので射撃の自由度は高く扱いやすいでしょう。仰角も他のオートローダーと違ってしっかり20°取れるのも地味な強みです。
Tier10オートローダーHT性能比較
T57Heavy
単発:400 弾倉火力:1600/4発
連射間隔:2s 装填時間:22.99s
貫通力:AP-258mm/HEAT-340mm
精度:0.35 照準時間:2.9s
俯仰角:-8°/+12° 総弾数:36発
AMX 50 B
単発:400 弾倉火力:1600/4発
連射間隔:2.5s 装填時間:28.07s
貫通力:AP-257mm/APCR-325mm
精度:0.35 照準時間:3.0s
俯仰角:-10°/+12° 総弾数:56発
Kranvan
単発:400 弾倉火力:1600/4発
連射間隔:3s 装填時間:29.02s
貫通力:AP-252mm/HEAT-300mm
精度:0.35 照準時間:2.9s
俯仰角:-12°/+10° 総弾数:36発
各項目徹底比較
火力
T57・50B・Kran > Mac
単発火力においては他3両よりも80劣り、ワンマガジンで320ダメージ違ってきます。他のオートローダーは2マガジン貫通させればすべての車両を撃破できる総ダメージですが、Macは2マガジン貫通させても2,560ダメージのため、高HP重戦車を倒しきれません。また、全弾貫通できるとも限らないのでそのような想定下では他3両に劣ります。
連射間隔
Mac>T57>50B>Kran
連射間隔においては他3両と比較してもダントツで1位です。連射間隔1.5sは初弾発射から4.5sで撃ち終えるので、敵に姿を晒す時間がかなり短く、敵に逃げられにくいです。これは全オートローダー戦車を含めても非常に強力な性能です。
装填時間
T57>Mac>50B>Kran
装填時間においてはT57に次いで第2位です。約25秒で装填できるのはかなり早く、連射間隔の短さもあって弾を吐きだすサイクルはT57にもほとんど劣りません。
あくまで全弾スペック通りの速度で撃てたとしてT57が装填22.99+連射6=28.99s。対するMacが装填25.07+4.5=29.57s。単発火力の差で総ダメージはじわじわ引き離されますが、連射サイクルはあのT57と0.58sしか変わりません。
貫通力
T57≧50B>Mac>Kran
貫通力においては340HEATのT57、325APCRの50Bには一段劣ります。Kranほどではありませんが貫通力にやや難があり正面から超重戦車を相手にする際はしっかりと弱点を狙う必要があるでしょう。
精度・照準時間
Mac>Kran≧T57≧50B
精度はどの車両も同一ですが、照準時間でMacが勝ります。Kranのみ連射間隔と照準時間が噛み合っているので他2量よりもやや高めにしました。近距離だとどの車両も気になりませんが、中距離以降だと気になってきますので。
俯角・仰角
Kran≧Mac≧50B>T57
俯角・仰角においてはKranに次いで第2位です。俯角だけならばKranに劣り50Bと同値ですが、仰角20°取れるのは他にないメリットなのでこの位置としました。
総弾数
Mac>50B>T57>Kran
総弾数においてはMacが72発:18マガジン分で第1位です。次いで50Bが56発:14マガジン分です。全弾撃ち切ることはそうそうないでしょうし、弾種配分の余裕があるのは良いことです。
機動性
最高速度(前/後)(km/h):67/21
旋回速度:38°/s
エンジン馬力:1,200
出力重量比:20.48
コメント
Tier10重戦車No.1の機動性を持ちます。最高速度、旋回速度、エンジン馬力、出力重量比どれを取っても隙がありません。
有利ポジションの確保、通行料、陣地転換、自陣防衛、撤退、どれもこなすことができます。この機動力を活かさずにどうするといった凄まじい性能を持っています。
Tier10オートローダーHT性能比較
T57Heavy
最高速:35.4/12
馬力:810
出力重量比:14.88
旋回速度:36°/s
AMX 50 B
最高速:65/20
馬力:1200
出力重量比:19.29
旋回速度:36°/s
Kranvan
最高速:60/18
馬力:700
出力重量比:15.63
旋回速度:30°/s
各項目徹底比較
総合機動性
Mac>50B>Kran>T57
Chiftainの砲塔を抱えているのにも関わらず50Bと比べて馬力を除いた全ての性能が少し上回っています。この機動性は重戦車の頂点であり、Tier10の全車種と比べてもトップクラスです。おかしい。
耐久性
HP:2,100
車体装甲(mm):170/30/30
砲塔装甲(mm):250/140/30
車体
車体正面上部は傾斜込で230~280mm程度の防御力を発揮し通常弾のオートエイムなどであれば弾くこともあります。車体上面には張り出している部分があり、そこはたったの50mmしかありません。正面下部は先端部が230mm、最下部は80mmで傾斜が70°近くあるため、特別弱点というほどではありません。
側背面は30mmしかないのでまるで役に立ちません。榴弾すら貫通の可能性大です。
砲塔
砲塔前面は向かって右側は250mm~170mmの装甲厚があり、傾斜を含めると最も薄い箇所でも298mm程度の装甲厚となり大半が300mm超の防御力を持ちます。
一方で向かって左側の大部分を占める傾斜部は140mmしかなく、傾斜を含めても約240mm程度であり、250mm超の貫通力があれば簡単に貫通されてしまう。また、キューポラも140mm程度しかないため大きな弱点となっています。ただし、最大俯角の-10°でハルダウンするとかなり固くなり、キューポラも観測装置などでカバーされかなりの防御力を誇ります。
砲身下は350mmの垂直装甲の為堅牢ですが、砲身上は傾斜込みで224mm程度の防御力しかなく、更に貫通されると砲身が損傷する可能性もあるためハルダウン必須となります。
Tier10オートローダーHT性能比較
T57Heavy
HP:2,250
車体装甲:228/44/44
砲塔装甲:152/127/50
AMX 50 B
HP:2,100
車体装甲:170/30/30
砲塔装甲:100/50/30
Kranvan
HP:2,200
車体装甲:90/70/37
砲塔装甲:225/70/37
各項目徹底比較
車体
T57>Kran>Mac=50B
車体は50Bと同じのため、他2両には劣ります。オートエイムなどには強いですがしっかり狙われると普通に抜かれますし、課金弾は基本フリーパスです。
側背面はめちゃくちゃ柔らかいですし。
砲塔
Kran>Mac>T57>50B
一方で砲塔はKranが圧倒的に固いですが、T57よりは信頼できる砲塔です。また、俯角も-10°取れるのでその点でも優位に立てますね。
視界・隠蔽
視界:390m
コメント
視界は390mと少し短めです。隠蔽率については期待できる値ではありません。
Tier10オートローダーHT性能比較
T57Heavy
視界:400m
AMX 50 B
視界:400m
Kranvan
視界:390m
各項目徹底比較
視界
T57>50B>Kran=Mac
視界はT57と50Bに10m劣ります。が、視界取りはLTやMTに任せればいいのでそこまで気にする点ではないでしょう。
おすすめ供給品・拡張パーツ
私はAPCR40発、HEAT弾32発。
修理(大)、救急(大)、食糧。
スタビ、ガンレイ、換気扇。
まとめ
最高峰の機動性とそこそこ信頼できる砲塔に加え、強力な主砲を備えたTier10オートローダー重戦車です。傭兵車両の中でも明らかに強く作られており、Tuskと違い日常的に見かけることになってもおかしくない強戦車です。
私は仮にゴールド投じることになっても獲得したいですね。砲塔のダサい緑色は迷彩付けたら変わるはずなので見た目の問題も解決!
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