E 50 Ausf.M戦車レビュー
皆さん、こんばんは。
今回は、ドイツTier10中戦車「E 50 Ausf.M」について解説します。今は亡きE 50くんの性能を追体験できる中戦車。DPMがTier10中戦車の中ではワーストクラスですが、車体の固さとラムアタックがウリです。
火力面
主砲は10,5 cm Kw.K. L/52 Ausf. K 搭載。
単発:390/510
弾種:APCR/HEAT/HE
貫通力:268/330/53
総弾数:48発
装填時間:7.91s(ラマー,戦友,食糧)
DPM:2,958
精度:0.3
照準時間:2.1s
砲塔旋回:30°/s
俯仰角:-8°/+20°
単発390ダメージのよくある10.5cm砲、一方で榴弾ダメージが510と同格の480よりもやや高いため榴弾が貫通できる場面で他の車両では一撃で撃破しにくい相手を撃破できる場面で活きる時もあります。
精度0.3、照準時間2.1sとかなり優秀な数値を誇ります。近・中距離間での弱点狙撃、遠距離での狙撃には特に苦慮することはないでしょう。
APCR268mm、HEAT330mmと貫通力はTier10中戦車のいつもの数値で不満はありません。
装填時間は換気扇以外を装備した際は7.91秒と同格中戦車の中ではかなり遅く、例えばLeopard 1と比較した場合約1秒近く遅くなっています。DPMで換算しても3,000をわずかに超えない程度に収まっており、Tier10としてはやや不満の残る数値となります。
俯角が-8°とそこそこです。砲塔旋回速度は30°/sとかなり低めのため急な旋回戦などでは注意が必要です。
機動性
最高速度(前/後)(km/h):60/20
旋回速度:44°/s
馬力:1,200hp
出力重量比:19.26
最高速度は60km/hと同格の中ではやや良いほうです。エンジン馬力の高さと履帯性能の良さから加速性能が高く、また坂道を上る際も高い機動性が見られます。
旋回性能は同格の中ではやや低めですが、前身のE 50と比べるとなんと20°/sも旋回が早くなっているのでE 50を乗ってきた諸兄ならば段違いの扱いやすさを感じるでしょう。
耐久性
HP:2,050
車体装甲(mm):150/80/80
砲塔装甲(mm):185/80/80
車体
車体正面上部は傾斜込みで約270mm、正面下部は220mmと広い車体下部は弱点となっています。しかし、昼飯の角度を取ることによって正面上部・下部ともにかなりの防御力の向上が見られ、正面上部に至っては高貫通駆逐の課金弾以外ならばそうそう抜けなくなります。
車体側面は80mmですが、きつめの豚飯の角度を取ることでかなり安定した防御力を発揮できます。
また、HPが2,050と中戦車としてはかなり高い数値を誇りHP交換が必要な場面では活きてきます。
砲塔
砲塔正面は185mmのため防御力としてはかなり低めです。しかし、防楯との距離感が近く小まめに動くことによって防楯に誘うことが出来れば非貫通で防ぐことが可能です。
キューポラは敵より高所を陣取っていれば抜かれにくくはなることもありますが、大抵の場合は普通に弱点です。
視界・隠蔽
視界:400m
視界は400mと同格の中では平均的な値。隠蔽率はその巨体から重戦車並みの低さとなっています。
供給品・拡張パーツ
私はAPCR23発、HEAT20発、HE5発。
修理キット(大)、救急キット(大)、食糧。
ラマー、スタビ、レンズ。
まとめ
車体装甲の固さと高いHPを誇り、中戦車としてはなかなか打たれ強い車両となっています。攻撃面も、DPMや装填時間では平均以下の数値となっていますが、精度や照準時間に優れるため扱いやすく優秀です。
Tier9最強を誇ったE 50を思えばTier10へレベルアップした性能としては貫通力と旋回周りと装甲が向上していますが、DPMにほぼ変化がないのが不満点と言えます。しかし、扱いやすく市街地でも活きる装甲と優秀な主砲性能を思えば普通に良い中戦車と言えるでしょう。
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