初心者指南⑩「視認範囲の知識」
皆さん、こんばんは。
今回は初心者指南⑩「視認範囲について」解説したいと思います。WoTでは様々なゲームシステムがありますが、視界・隠蔽率・描画範囲は非常に重要なシステムと言っても過言ではありません。
PC版wiki、公式サイト等を参照しまとめます。
描画範囲
自車を中心とした半径564m以内の範囲で、味方全車両および発見状態の敵車両が描画されます。また、建物や木が倒れる様子の描画範囲も同様です。一方で自走砲はそのどちらも564m以降でも描画されます。
逆を言えば発見状態であったとしても565m以降に退避すれば、描画範囲の外となりダメージを受ける可能性が激減するということです。一番手前に来ている敵車両の描画範囲内であったとしても、その後ろに控えている敵の描画範囲外に逃げるだけでダメージを抑えることができます。これは広いマップで有効な知識です。
また、ミニマップ上に表示されている敵車両が視認できていなければ描画範囲外に自車がいるということなので、前に出て描画範囲内にとらえれば狙撃可能です。
視認範囲
視認範囲の算出方法は下記のとおりです。
tVR=cVR/0.875×(0.5+0.00375×cS)×E×R×SA
・tVR:実際の視認範囲
・cVR:車両のカタログスペック
・cS:車長のプライマリスキル(基本能力)値
・E:パーツ補正(レンズ被膜と双眼鏡の効果は重複しない)
・R:スキル「偵察」100%で1.02
・SA:スキル「状況判断力」100%で1.03
式まで覚える必要はありませんが、このような式で算出されているという認識だけ持っておけば構いません。
計算したければWOTINFOをお使いください。
隠蔽率
隠蔽率(C)の算出方法は下記のとおりです。
C=[bC×cM×(0.5+0.00375×cS)+cP+cN]×cAS+eC×eAS
・bC(basic camo):車両ごとの固有隠蔽率。
・cM(camo moving):移動補正。静止時を1とする。大半の軽戦車以外は静止時よりも隠蔽率が悪くなります。速度がどれだけ出ているかは関係なく動いているか止まっているかで判断されます。また、崖を滑り落ちている時や味方とぶつかった際もこの移動補正を受けます。
・軽戦車(一部除く):1
・中戦車(一部除く)、軽戦車(一部):0.75
・駆逐戦車、中戦車(一部)、軽戦車(一部):0.6
・重戦車、自走砲:0.5
・cS(camo skill):カモフラージュスキル補正。
・cP(cammo pattern):迷彩塗装補正。迷彩塗装を施した車両は補正を受けます。車種によって値が異なります。
・駆逐戦車:4%
・軽・中戦車:3%
・重戦車・自走砲:2%
・cAS(camo ATshot):発砲補正。発砲すると隠蔽率は低下します。平均して約25%まで低下する模様。
・eC(enviroment camo):茂み補正。茂みがなければ0とする。茂みはものによって8%~50%の補正あります。一部には全く効果がないものもあります。
・eAS(enviroment ATshot):茂み発砲補正。目標車から半径15m以内にある茂み/木の葉は効果が30%に減少する。15m以内に茂みがなければ1、あれば0.3とする。この補正を発生させないために茂みから15m離れて発砲することで茂みの補正を最大限に受けることを15mルールという。
・炎上補正:車両が炎上していると隠蔽率(C)が半減します。
こちらも式まで覚える必要はありませんが、このような式で算出されているという認識だけ持っておけば構いません。
計算したければWOTINFOをお使いください。
詳しい使い方はこの記事をご参照ください。
発見判定
敵車両を発見するためには観測車両の「view range point」と「visility point」それぞれの間にどこか1本でも視線が通らなければなりません。
「visility point」のチェックポイントは下記の通り。
1.砲塔中央、高さは車体/砲塔の最も高いところに等しい。ただし、当たり判定のない部位は除く。
2.主砲砲身付け根
3.車体最前部中央
4.車体最後部中央
5.車体右端中央、高さは砲塔中央に等しい
6.車体左端中央、高さは砲塔中央に等しい
「view range point」はチェックポイント1と2にあります。砲塔を旋回させればチェックポイント2はそれに応じて移動することになります。
つまり、これらのチェックポイントさえ隠していれば茂みから車体がはみ出ていてもその隠蔽効果が得られるということになります。
また、「view range point」だけを出して被弾面積を極限まで減らして偵察するテクニックもあります。
発見距離
先述したtVR(視認範囲)とC(隠蔽率)によってSD(発見距離)を算出できます。
SD=tVR-(tVR-50)×C/100
細かい式は置いておいて、50m以内に敵車両がいた場合、視線が通っていなくてもお互い強制発見状態になります、これを50mルールと言います。また、最長発見距離は445mです。視認範囲は最大621m程度まで伸ばすことが可能で、視認範囲が広ければ広いほど445m以内の敵を発見できる距離が長くなります。
また、発見された後、視認範囲外に出ても5~10秒間発見状態が維持されます。
まとめ
視認範囲は専門用語などや計算式が多く、少しわかりづらいかもしれませんが押さえておくべき知識です。とりあえず、被発見にはチェックポイントがある。敵車両を発見するには主砲の砲塔付け根もしくは車体正面中央部にビューポイントがある。WOTINFOを使って自分の車両の視界範囲や隠蔽をしっかり把握する。
これらの3点を抑えていきましょう!
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